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緩降機とは降下速度を一定の範囲に調整されたもので、 使用者が他人の 力を借りずに自重で降下でき、つるべ式に一人ずつ交互に何人でも安全 に避難できる避難器具です。
緩降機はいくつか種類がありますが、それぞれの使用方法を普段からしっかりと読み、いざという時にパニックに使えるようにしておきましょう。
ここでは、取付具が床設置のもので、緩降機の本体が取付具に常時固定されてある『固定式』のものの使い方をご紹介します。
① 非難する箇所(緩降機が設置されている場所)の窓を開けましょう
② 緩降機の格納箱を外します。少し持ち上げて外します。
③ 写真のは固定式ですが、緩降機の本体が別で格納されている可搬式もあります。可搬式の場合は、取付具の先端に取り付けて固定します。
④ まずはリールを外に落とします。(下に人がいないか、安全確認をしましょう。)
⑤ 1段目を持ち上げます。
⑥ アームを伸ばします。(可搬式の場合は、ここで緩降機をアーム先端の取付具の所に取付金具でしっかりと取り付け固定します。)
⑦ アームの先端を伸ばします。
⑧ 支柱の2段目を伸ばします。
⑨ 着用具の短い方を身に付けます。胸の位置に付けて、体重を後ろに倒すと締まります。
⑩ 取付具の支柱にステップが付いているので、それを使って窓枠に登ります。
外に出る際は、2本のヒモを持ってから出ます。体勢を整えたら手を離します。
※ 体は壁側を向き、手は壁を伝いながら降下するといいです。ゆっくりと降ります。
マンションなどのベランダに設置してある避難器具の多くが、このハッチ式避難はしごです。
3階建て以上のマンションでは、各階のどこかに付いてます!ベランダのタイプにもよりますが、
よく、ベランダにお隣との境の仕切り板に、「非常の際はここを破って隣戸へ避難して下さい」
と書いてある蹴破り板があるので、そこを蹴破りながら行くと、あるハズです(^◇^;)
この避難ハッチは、普段は子どもの落下防止のために、チャイルドロックが付いています。
メーカーによってカタチは様々ですが、この写真のように、チャイルドロック▼という印があるので、ハッチを少し開くと、そこにロックがあります。
これは引っ掛けタイプのものが付いてるので、ハッチ上部に付いている使用方法を参考にチャイルドロックを外し、ハッチを開けます。
90度開けると、ハッチ上部が固定されます。一応、倒れてこないか確認してください!
開けると、中に避難はしごがあります。
この写真では、赤い部分に「踏む」とあるので、そこを足で踏むと、はしごが降ります。
あとは、上蓋の内側に持ち手があるので、そこを持って下の階へ降りて避難してください。
下の階にも、その下へと降りる避難ハッチがその階のどこかに付いてるので、同じように蹴破り板をたどって避難ハッチがあるところへ行きましょう。